親の葬儀を考えるとき、いまいちばん選ばれているのが「家族葬」です。ただ、言葉は聞いたことがあっても、実際に何がどこまで含まれ、いくらかかり、誰を呼ぶのかは、その場になるまでわからないという方がほとんどです。
しかも葬儀は、「決める時間がほとんどない」のが最大の特徴です。亡くなってから数日のうちに、金額の大きな判断を続けて下すことになります。だからこそ、元気なうちに輪郭だけでも知っておく価値があります。
実は、家族葬に法律上の定義はありません。一般的には「家族・親族・ごく親しい人だけで行う葬儀」を指し、参列者はおおむね10〜30名程度が目安になります。
通夜と告別式を行う点は一般葬と同じで、規模が小さいというのが主な違いです。通夜を省いて一日で行う「一日葬」、式を行わず火葬のみの「直葬(火葬式)」は、また別の形式になります。
家族葬を選ぶ理由でいちばん多いのは、費用ではなく「気を遣わずに見送りたい」という気持ちです。参列者への対応に追われず、家族の時間を確保できることが最大の価値だと言われます。
葬儀の見積もりが分かりにくいのは、性質の違う費用が一枚の紙にまとまっているからです。次の3つに分けて見ると整理できます。
祭壇、棺、寝台車、霊柩車、式場使用料、ドライアイス、スタッフの人件費など。プラン料金として表示されるのは、主にこの部分です。
火葬料(自治体によって差が大きく、公営なら安く、民営だと高くなります)、料理、返礼品、追加の安置日数など。参列人数で増減します。
読経、戒名。これは葬儀社に払うものではなく、菩提寺との関係で決まります。金額は地域や宗派、戒名の位で大きく変わります。
「◯◯万円プラン」と書かれていても、多くの場合その中に火葬料とお布施は含まれていません。見積もりを受け取ったら、「これ以外に必要な支払いは何ですか」と一度そのまま聞いてみてください。誠実な葬儀社なら明確に答えてくれます。
亡くなった直後に病院から葬儀社を紹介されることがありますが、そのまま任せる必要はありません。搬送だけ頼んで、葬儀そのものは別の会社に依頼することもできます。動揺しているときほど、その場で契約を決めないことが大切です。
「葬儀のことを親と話したことがない」「今から準備しておくべきか迷う」——そんな段階からのご相談も歓迎です。地域や希望をうかがって、進め方を整理します。
📲 LINEで無料相談する実際の進行はおおむね次のようになります。亡くなってから火葬まで、早ければ2〜3日です。
家族葬でいちばん揉めやすいのが、実はここです。呼ばなかった方から後日「なぜ知らせてくれなかったのか」と言われる——よくあることです。
予防策はシンプルで、「家族葬で行う」と最初に伝えてしまうことです。
葬儀の形式に「正解」はありません。親御さんがどう送られたかったか、家族がどう見送りたいか。その二つが重なるところを探せば十分です。
いちばん効くのは、資料を取り寄せて金額感を知っておくことです。実際に契約する必要はありません。手元に相場観があるだけで、いざというときに「言われるまま契約する」状態を避けられます。
あわせて、菩提寺があるかどうか、本人が希望する形式(宗教・場所・呼びたい人)を一度聞いておくと、残された家族の迷いが大きく減ります。
実家のこと、介護のこと、そのあとの手続きのことまで、まとめてご相談いただけます。ご家族の状況にあわせて、信頼できる事業者だけをご紹介します。
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