片付け・ゴミ屋敷
自分で片付けを始めるときに用意するもの
業者を呼ぶ前に、まず自分で手をつける場合の道具です。ホコリとカビの多い家では、マスクと手袋を省くと体調を崩します。
買う前に決めておくこと
- ゴミ袋は「45L・厚手」を選ぶ。薄手は割れた食器やガラスで破れ、二度手間になります
- マスクは「防じん」表記のあるものを。不織布の花粉用ではホコリとカビ胞子を防げません
- 手袋は軍手ではなく背抜き・ゴム引きを。軍手は水分と刃物を通します
生前整理・書類
書類・貴重品の整理に使うもの
実家の書類整理は「探す」より「二度と迷子にしない形にまとめる」ほうが後で効きます。親と一緒に進めるならエンディングノートが会話のきっかけになります。
買う前に決めておくこと
- エンディングノートは項目が多すぎないものを。埋まらないと親が続けません
- 通帳・保険証券・権利証は1か所に集約し、置き場所だけを家族で共有する
- 原本は耐火・耐水のケースへ。コピーは別の場所に分けて保管する
見守り
離れて暮らす親の見守りに使う機器
見守り機器は「映像で見る」「生活の動きを検知する」「位置がわかる」の3方向です。何を心配しているかで選ぶ機器が変わります。
買う前に決めておくこと
- 親が「監視されたくない」と言う場合、カメラは高確率で電源を抜かれます。センサー型が現実的です
- スマホ通知が要るならWi-Fi必須。実家にWi-Fiが無ければSIM内蔵型かGPS単体を選ぶ
- 認知症が進むと本人がボタンを押せません。自動で通知が飛ぶ型を選ぶ
在宅介護
在宅介護の負担を下げる用品
介護保険のレンタル対象にならない小物は自費です。退院直後や施設の待機期間を乗り切るために、先に用意しておくと動きやすくなります。
買う前に決めておくこと
- 手すりは工事不要の「据置型」なら賃貸でも使える。設置場所の床の強度を先に確認する
- 紙おむつはテープ型(寝たきり)とパンツ型(自分で歩ける)で全く別物。間違えると使えません
- 住宅改修は介護保険で最大20万円まで使えます。買う前にケアマネに相談する
事故防止
家庭内の事故を防ぐために置いておくもの
高齢者の事故は転倒・ヒートショック・火災が中心です。大きな改修をしなくても、置くだけで下げられるリスクがあります。
買う前に決めておくこと
- 転倒の多くは「段差のない場所」で起きます。滑りやすい床とコード類を先に処理する
- 火災警報器は10年で交換が必要です。実家の設置年を確認する
- 浴室と脱衣所の温度差がヒートショックの原因。冬は脱衣所を暖める
食事・栄養
食事量が落ちてきた親に使うもの
低栄養は要介護の入り口になります。飲み込みが不安な段階では、やわらかい食事ととろみで対応できる場合があります。
買う前に決めておくこと
- 「かたさ」はユニバーサルデザインフードの区分表示を見ると失敗しません
- むせるようになったら自己判断で進めず、まず医師か言語聴覚士に相談する
- 本人が食べ慣れた味から始める。介護食から入ると拒否されやすい
口腔ケア
口腔ケアに使う用品
誤嚥性肺炎の予防では、毎日の口腔ケアが最も効果の大きい対策とされています。自分で磨くのが難しくなってきた段階の道具です。
買う前に決めておくこと
- スポンジブラシは使い捨てです。使い回すと細菌を口に戻すことになります
- 口が乾いている人は、磨く前に保湿ジェルで湿らせると出血しません
- 義歯は乾燥させると変形します。外したら必ず水か洗浄液に浸ける
服薬管理
服薬の飲み忘れを防ぐもの
多剤と飲み忘れは入院のきっかけになりやすい部分です。薬局に一包化を相談するのと並行して、家での管理方法を決めておくと安心です。
買う前に決めておくこと
- 壁掛けカレンダー型は「見える化」に強い。同居・訪問介護がある家に向く
- ケース型は持ち運べる。デイサービスや通院がある人向け
- そもそも薬が多すぎる場合は、医師に減薬を相談するのが先です
徘徊対策
徘徊への備えに使う機器
外に出ること自体を止めるのは難しいため、「出たことがわかる」「どこにいるかわかる」の2つで備えるのが現実的です。
買う前に決めておくこと
- GPSは本人が持ち歩かないと意味がありません。靴や杖に仕込める型を選ぶ
- 玄関センサーは夜間の外出に効きます。音が大きすぎると本人が驚くので音量調整できるものを
- 警察への事前登録(行方不明時の照会)も並行して行う
詐欺対策
特殊詐欺・訪問販売から親を守る道具
詐欺対策で最も効果が確認されているのは「そもそも電話に出させない」ことです。会話の録音を相手に告知する機能付きの機種が使われています。
買う前に決めておくこと
- 固定電話は「常時留守電+録音告知」に設定するだけで大半の詐欺電話が切れます
- 親が機械を触れない場合、電話機ごと交換するほうが確実です
- 玄関は「顔が録画される」と分かる形にするだけで訪問販売が減ります
空き家管理
空き家になった実家の管理に使うもの
誰も住まなくなった家で早く傷むのは、湿気・庭・郵便物の3つです。通える頻度が低いほど、先に手を打つと管理費用が下がります。
買う前に決めておくこと
- 電気が来ていない空き家では、電池式かソーラー式の機器しか使えません
- 除湿剤は押し入れ・床下より「北側の部屋の中央」に置くほうが効きます
- 郵便物が溜まると空き家と分かり、不法投棄と侵入の的になります
仏壇・供養
仏壇・お墓の整理で使うもの
仏壇を小さくする、手元供養に切り替える場合の選択肢です。魂抜き後の扱いは宗派で異なるため、お寺への確認と並行して検討してください。
買う前に決めておくこと
- 住宅事情で置けない場合、上置き型のミニ仏壇なら棚の上に収まります
- 手元供養は分骨が前提になることがあります。先に親族の同意を取る
- 仏具は宗派で形が異なります。買う前に菩提寺に確認する
引っ越し
引っ越し・住み替えの荷造りに使うもの
高齢の親の引っ越しは荷物の選別に時間がかかります。箱と梱包材を先に送っておくと、帰省中の限られた時間を選別に使えます。
買う前に決めておくこと
- 段ボールは大小混在のセットを。大箱だけだと本や食器で持ち上がらなくなります
- 施設入居なら持ち込める量に上限があります。先に施設へ確認する
- 布団は圧縮しないと運送費が上がります
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