実家の片付け・介護で使う道具リスト

場面ごとに「何が要るか」と「買う前に決めておくこと」をまとめました。業者に頼むほどではない部分を自分で進めるときにお使いください。

場面から探す

片付け・ゴミ屋敷

自分で片付けを始めるときに用意するもの

業者を呼ぶ前に、まず自分で手をつける場合の道具です。ホコリとカビの多い家では、マスクと手袋を省くと体調を崩します。

買う前に決めておくこと

  1. ゴミ袋は「45L・厚手」を選ぶ。薄手は割れた食器やガラスで破れ、二度手間になります
  2. マスクは「防じん」表記のあるものを。不織布の花粉用ではホコリとカビ胞子を防げません
  3. 手袋は軍手ではなく背抜き・ゴム引きを。軍手は水分と刃物を通します

生前整理・書類

書類・貴重品の整理に使うもの

実家の書類整理は「探す」より「二度と迷子にしない形にまとめる」ほうが後で効きます。親と一緒に進めるならエンディングノートが会話のきっかけになります。

買う前に決めておくこと

  1. エンディングノートは項目が多すぎないものを。埋まらないと親が続けません
  2. 通帳・保険証券・権利証は1か所に集約し、置き場所だけを家族で共有する
  3. 原本は耐火・耐水のケースへ。コピーは別の場所に分けて保管する

見守り

離れて暮らす親の見守りに使う機器

見守り機器は「映像で見る」「生活の動きを検知する」「位置がわかる」の3方向です。何を心配しているかで選ぶ機器が変わります。

買う前に決めておくこと

  1. 親が「監視されたくない」と言う場合、カメラは高確率で電源を抜かれます。センサー型が現実的です
  2. スマホ通知が要るならWi-Fi必須。実家にWi-Fiが無ければSIM内蔵型かGPS単体を選ぶ
  3. 認知症が進むと本人がボタンを押せません。自動で通知が飛ぶ型を選ぶ

在宅介護

在宅介護の負担を下げる用品

介護保険のレンタル対象にならない小物は自費です。退院直後や施設の待機期間を乗り切るために、先に用意しておくと動きやすくなります。

買う前に決めておくこと

  1. 手すりは工事不要の「据置型」なら賃貸でも使える。設置場所の床の強度を先に確認する
  2. 紙おむつはテープ型(寝たきり)とパンツ型(自分で歩ける)で全く別物。間違えると使えません
  3. 住宅改修は介護保険で最大20万円まで使えます。買う前にケアマネに相談する

事故防止

家庭内の事故を防ぐために置いておくもの

高齢者の事故は転倒・ヒートショック・火災が中心です。大きな改修をしなくても、置くだけで下げられるリスクがあります。

買う前に決めておくこと

  1. 転倒の多くは「段差のない場所」で起きます。滑りやすい床とコード類を先に処理する
  2. 火災警報器は10年で交換が必要です。実家の設置年を確認する
  3. 浴室と脱衣所の温度差がヒートショックの原因。冬は脱衣所を暖める

食事・栄養

食事量が落ちてきた親に使うもの

低栄養は要介護の入り口になります。飲み込みが不安な段階では、やわらかい食事ととろみで対応できる場合があります。

買う前に決めておくこと

  1. 「かたさ」はユニバーサルデザインフードの区分表示を見ると失敗しません
  2. むせるようになったら自己判断で進めず、まず医師か言語聴覚士に相談する
  3. 本人が食べ慣れた味から始める。介護食から入ると拒否されやすい

口腔ケア

口腔ケアに使う用品

誤嚥性肺炎の予防では、毎日の口腔ケアが最も効果の大きい対策とされています。自分で磨くのが難しくなってきた段階の道具です。

買う前に決めておくこと

  1. スポンジブラシは使い捨てです。使い回すと細菌を口に戻すことになります
  2. 口が乾いている人は、磨く前に保湿ジェルで湿らせると出血しません
  3. 義歯は乾燥させると変形します。外したら必ず水か洗浄液に浸ける

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服薬管理

服薬の飲み忘れを防ぐもの

多剤と飲み忘れは入院のきっかけになりやすい部分です。薬局に一包化を相談するのと並行して、家での管理方法を決めておくと安心です。

買う前に決めておくこと

  1. 壁掛けカレンダー型は「見える化」に強い。同居・訪問介護がある家に向く
  2. ケース型は持ち運べる。デイサービスや通院がある人向け
  3. そもそも薬が多すぎる場合は、医師に減薬を相談するのが先です

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徘徊対策

徘徊への備えに使う機器

外に出ること自体を止めるのは難しいため、「出たことがわかる」「どこにいるかわかる」の2つで備えるのが現実的です。

買う前に決めておくこと

  1. GPSは本人が持ち歩かないと意味がありません。靴や杖に仕込める型を選ぶ
  2. 玄関センサーは夜間の外出に効きます。音が大きすぎると本人が驚くので音量調整できるものを
  3. 警察への事前登録(行方不明時の照会)も並行して行う

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詐欺対策

特殊詐欺・訪問販売から親を守る道具

詐欺対策で最も効果が確認されているのは「そもそも電話に出させない」ことです。会話の録音を相手に告知する機能付きの機種が使われています。

買う前に決めておくこと

  1. 固定電話は「常時留守電+録音告知」に設定するだけで大半の詐欺電話が切れます
  2. 親が機械を触れない場合、電話機ごと交換するほうが確実です
  3. 玄関は「顔が録画される」と分かる形にするだけで訪問販売が減ります

空き家管理

空き家になった実家の管理に使うもの

誰も住まなくなった家で早く傷むのは、湿気・庭・郵便物の3つです。通える頻度が低いほど、先に手を打つと管理費用が下がります。

買う前に決めておくこと

  1. 電気が来ていない空き家では、電池式かソーラー式の機器しか使えません
  2. 除湿剤は押し入れ・床下より「北側の部屋の中央」に置くほうが効きます
  3. 郵便物が溜まると空き家と分かり、不法投棄と侵入の的になります

仏壇・供養

仏壇・お墓の整理で使うもの

仏壇を小さくする、手元供養に切り替える場合の選択肢です。魂抜き後の扱いは宗派で異なるため、お寺への確認と並行して検討してください。

買う前に決めておくこと

  1. 住宅事情で置けない場合、上置き型のミニ仏壇なら棚の上に収まります
  2. 手元供養は分骨が前提になることがあります。先に親族の同意を取る
  3. 仏具は宗派で形が異なります。買う前に菩提寺に確認する

引っ越し

引っ越し・住み替えの荷造りに使うもの

高齢の親の引っ越しは荷物の選別に時間がかかります。箱と梱包材を先に送っておくと、帰省中の限られた時間を選別に使えます。

買う前に決めておくこと

  1. 段ボールは大小混在のセットを。大箱だけだと本や食器で持ち上がらなくなります
  2. 施設入居なら持ち込める量に上限があります。先に施設へ確認する
  3. 布団は圧縮しないと運送費が上がります
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