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空き家・売却

実家が売れない…売れない空き家を動かす最終手段と相談先

📖 読了目安:約7分 🗓 更新日:2026年6月

相続した実家を売りに出したのに、内見どころか問い合わせの電話一本鳴らないまま、気づけば数か月。不動産情報サイトを毎晩のように開いては、変わらない「掲載中」の表示にため息をついていませんか。固定資産税の引き落としと草刈りの心配だけが律儀に巡ってきて、遠方に住んでいれば片道数時間かけて様子を見に行くだけで一日が終わってしまう。親族に「あの家、まだ売れないの?」と聞かれるたびに、うまく答えられず気まずさだけが募っていく——そんな思いを一人で抱えている方も少なくありません。

ただ、ここまで問い合わせがないのは、家そのものに値打ちがないからでも、あなたのやり方が悪かったからでもありません。相続してから日が浅く土地勘のないまま値付けしてしまった、任せた不動産会社が地元にそれほど強くなかった、遺品や家具が残ったままで内見の印象がよくなかった——原因はたいてい「価格・販路・状態」のどこか一つか二つに集中しています。この記事では、その原因の見つけ方と、売れない空き家を実際に動かすための現実的な打ち手、そして一人で判断しきれないときに頼れる相談先を順番に整理していきます。

なぜ売れない?まず原因を切り分ける

「売れない」といっても中身は一様ではありません。焦って値下げに走りたくなる気持ちはよく分かりますが、原因を見極めないままの値下げは、体力と気力をすり減らすばかりで空振りに終わりがちです。まずは今の状況がどこに引っかかっているのかを、一度立ち止まって切り分けてみましょう。よくある原因は、おおむね次の3つに分けられます。

「売れない」の正体は、ほとんどが価格・販路・状態の3つのどれか、またはその組み合わせです。すべてを一度に直す必要はありません。まずは「うちはどれが原因なのか」を見極めることから始めましょう。

担当者への連絡が億劫になっている方もいるかもしれませんが、原因の見極めは「内見はどのくらい入っているか」「問い合わせ自体があるか」を聞くだけでも、ある程度つかめます。問い合わせ自体がないなら価格や販路、内見はあるのに決まらないなら状態や見え方に問題がある、というように当たりをつけられます。忙しい担当者に催促するようで気が引けるかもしれませんが、これは売主として当然聞いていい質問です。

売れないまま静かに佇む実家の外観
「なぜ売れないのか」が分かれば、次に打つ手も自然と見えてきます。

売れない空き家を動かす5つの方法

原因の見当がついたら、次は具体的な打ち手を考える段階です。「絶対に売らなければ」と気負う必要はありません。「売る」以外の選択肢も含めて、今の体力や予算で無理なく着手できるものから順に見ていきましょう。

  1. 価格を相場に合わせて見直す

    複数の不動産会社に査定を依頼し、近隣の成約価格と照らし合わせます。一括査定サイトや地元の会社を併用し、「売り出し価格」と「実際に売れる価格」の差を把握しましょう。

  2. 販路を広げる・任せる相手を変える

    反応が薄いなら、地元密着の会社や空き家に強い会社へ切り替える、空き家バンクへ登録するなど、買い手に届く窓口を増やします。専任媒介の更新時が見直しのタイミングです。

  3. 残置物を片付け、見た目を整える

    家財やゴミが残っていると印象は大きく下がります。生前整理・遺品整理を済ませ、室内を明るく見せるだけで内見の通過率が変わります。掃除と簡単な補修だけでも効果的です。

  4. 解体して更地で売る

    老朽化が激しい場合は、思い切って解体し更地にすると買い手の幅が広がります。解体費用は木造で坪3〜5万円前後が目安。自治体の解体補助金が使えることもあるので必ず確認を。

  5. 寄付・引き取り・無償譲渡を検討する

    どうしても売れないなら、自治体や隣地所有者への寄付、空き家の引取りサービス、「0円物件」サイトの活用も選択肢。2023年からの相続土地国庫帰属制度(出典:法務省 相続土地国庫帰属制度についてで、一定の条件下で国に引き取ってもらえる場合もあります。

どの方法が向いているかは、家の状態・立地・家族の事情によって変わります。「解体してしまって本当に良かったのか、後で後悔しないか」「片付けと売却、どちらを先に動かせばいいのか」——一人で決めきれず堂々巡りになるのは自然なことです。そんなときは複数の選択肢を紙に書き出すなどして並べて比べてみると、頭の中が整理されて判断しやすくなります。

放置は禁物。困ったら専門家とLINEで相談を

「今は忙しいから、落ち着いたら考えよう」——そう思って手をつけられないまま時間だけが過ぎていくのは、決して珍しいことではありません。ただ、空き家を放置するのは、実はいちばん危険な選択でもあります。管理が行き届かない家は、固定資産税の負担が続くだけでなく、思わぬリスクを抱えることになります。

放置された空き家が「特定空家」や「管理不全空家」に指定されると(出典:国土交通省 空家等対策の推進に関する特別措置法関連情報、固定資産税の住宅用地特例が外れ、税額が最大で約6倍になる可能性があります。倒壊や近隣トラブルのリスクもあるため、早めの対応が肝心です。

とはいえ、価格の見直し・販路の選定・解体・相続の手続きと、関わる相手も判断もバラバラで、何から手をつければいいか分からなくなるのが空き家問題の難しさです。「専門家に頼むほどのことだろうか」とためらう方もいますが、こうした困りごとは一人で抱え込むほど、かえって時間もお金も余計にかかってしまうことが少なくありません。具体的には次のような窓口があります。

とはいえ、「どの専門家に、どの順番で相談すればいいのか」を自分で見極めるのは大変です。実家SOSでは、空き家・片付け・解体・相続の困りごとをLINEでお聞きし、内容に合わせて厳選した提携業者をご紹介します。しつこい営業はありませんので、「話を聞いたら契約を迫られるのでは」と身構える必要もありません。「こんな古い家、査定してもらうのも申し訳ない」と感じている方もいるかもしれませんが、売れずに困っている家ほど、早めに現状を伝えていただいた方が打てる手は多く残っています。遠方に住んでいて現地に行きづらい方も、メッセージひとつで大丈夫です。

売れない空き家のことで迷ったときは、LINEで相談するという方法もあります。

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