親が使っていたスマホやパソコン。機種変更で残ったもの、施設に入って使わなくなったもの、亡くなったあとに残されたもの。引き出しに何台も溜まっている、という家は珍しくありません。
これらは「中身を取り出す」と「本体を処分する」を分けて考えると、手順がすっきりします。順番に見ていきましょう。
先に本体を手放してしまうと、あとから取り返せないものがあります。処分を決める前に、次のものが入っていないか確認してください。
パスコードがわからず開けない端末は、無理に何度も試さないでください。回数制限を超えると初期化されたり、ロックが強固になったりします。亡くなった方の端末については、キャリアや専門業者に相談する方法があります。
パソコンは資源有効利用促進法の対象で、多くの自治体で粗大ごみとして回収していません。次のいずれかで処分します。
スマートフォン・タブレットは小型家電リサイクルの対象で、自治体の回収ボックスやキャリアショップで引き取ってもらえます。
「開けない端末が出てきた」「何が入っているかわからない」——デジタル遺品は判断が難しい分野です。状況をうかがって、進め方を整理します。
📲 LINEで無料相談するスマートフォンについては、現在の機種であれば初期化(工場出荷状態に戻す)でデータは暗号化されたまま消える設計になっています。そのうえで、次の手順を踏むと安心です。
Apple IDやGoogleアカウントからサインアウトし、端末の登録を解除します。これをしないと、次に使う人が起動できないことがあります。
本体を初期化してもカードの中身は残ります。必ず抜いて、別途処分します。
設定メニューから「すべてのコンテンツと設定を消去」「データの初期化」を実行します。
パソコンの場合は、ハードディスクの種類によって話が変わります。OSの初期化だけでは復元できる余地が残ることがあるため、重要な情報が入っていた端末は、データ消去ソフトを使う、または物理破壊を選ぶほうが確実です。買取業者や回収業者のなかには、データ消去証明書を出してくれるところがあります。
親が事業をしていた、確定申告のデータが入っている、顧客名簿を扱っていた——そうした場合は、消去証明書を出せる業者を選ぶことを強くおすすめします。
スマートフォンは、画面が割れていても、電源が入らなくても、部品取りとして値がつくことがあります。「壊れているから捨てる」と決める前に、買取に出せるか確認してみてください。
なお、ネットワーク利用制限(赤ロム)や分割払いの残債があると、買取価格が下がるか、買取できないことがあります。親の契約状況がわからない場合は、キャリアに確認しておくと話が早いです。
親のスマホには、家族に見せていなかったやり取りが残っていることもあります。見るかどうか、どこまで見るか。答えのない問いですが、ひとりで抱え込まずに、きょうだいと相談しながら進めてください。
実家の片付け・遺品整理・デジタル遺品の相談をまとめて承ります。ご家族の状況にあわせて、信頼できる業者だけをご紹介します。
📲 LINEで相談してみる(無料)