実家の引き出しから、見慣れない会員証が出てきた。「冠婚葬祭互助会」と書かれていて、毎月2,000円か3,000円が引き落とされている——
親世代には、互助会に入っている人がかなりいます。入ったこと自体を忘れている場合もあり、気づかないまま毎月引き落とされ続けていることも珍しくありません。
冠婚葬祭互助会は、毎月一定額を積み立てておき、葬儀や結婚式のときにその積立分をサービスとして受け取る仕組みです。経済産業大臣の許可を受けた事業者が運営しています。
大事なのは、積立金は「お金」ではなく「サービスの前払い」だという点です。満期になっても現金が返ってくるわけではなく、決められた葬儀プランなどに充当される形になります。
会員証や領収書に事業者名があります。全国組織のところもあれば、地域限定のところもあります。
口数と回数で決まります。「月3,000円×80回」といった形が一般的です。満期になっているかどうかも確認してください。
葬儀一式に使えるのか、祭壇や式場使用料など一部だけなのか。コースによって範囲が違います。
満期後も引き落としが続いている、あるいは残高不足で失効しかけている、というケースが実際にあります。通帳で追ってください。
互助会の積立を使う場合、原則としてその互助会(または提携の葬儀社)で施行することになります。ここで押さえておきたいのが、積立金だけでは葬儀は終わらないということです。
葬儀の場では、金額の話をゆっくり考える時間がありません。元気なうちに一度、見積もりを出してもらうのがいちばん確実な備えです。互助会に連絡すれば、加入コースで何ができるかを説明してもらえます。
「うちの親が入っている互助会、結局いくら使えるのか分からない」——会員証の内容を教えていただければ、どこに何を確認すればよいかを一緒に整理します。
📲 LINEで無料相談する互助会は途中で解約できます。ただし、積み立てた額がそのまま戻るわけではありません。
解約手数料をめぐっては過去に裁判にもなっており、現在は各社が解約規定を明示しています。まず契約書の解約条項を読むこと、納得できないときは消費生活センター(局番なし188)に相談することをおすすめします。
互助会の会員権は、名義変更して家族が引き継げるのが一般的です。本人が亡くなったから失効する、というものではありません。
その場で互助会に連絡し、加入者の葬儀として施行してもらいます。会員証を用意してください。
名義変更の手続きをします。戸籍などで続柄を示す書類が必要になることがあります。
相続人からの解約になります。戸籍謄本や相続関係を示す書類を求められます。
放置がいちばんもったいない選択です。使わないまま何年も置かれ、家族が加入の事実を知らずに別の葬儀社で施行してしまう——これが実際にいちばん多い形です。エンディングノートに書いておくだけでも防げます。
「親が入っていないが、入ったほうがいいのか」と聞かれることがあります。判断材料としては次のあたりです。
葬儀の話は、元気なうちにするほうが、ずっと穏やかにできます。「入っているかどうか」を聞くだけでも、十分に意味のある会話です。
葬儀の準備・費用の見積もり・そのあとの手続きまで、まとめてご相談いただけます。ご家族の状況にあわせて、信頼できる事業者だけをご紹介します。
📲 LINEで相談してみる(無料)