葬儀が終わって少し落ち着いたころ、次に来るのが香典返しです。「いつまでに送るのか」「金額はどれくらいか」「そもそも誰にいくらいただいたのか把握できていない」——
喪主が遠方に住んでいると、この作業はほとんど郵送とネットで完結させることになります。順番に整理していきます。
香典返しは、忌明け(きあけ)の後に贈るのが基本です。仏式では四十九日法要を終えたあと、おおむね四十九日から1か月以内を目安に手配します。
当日返し(即日返し)を行った場合は、改めて贈る必要は原則ありません。ただし高額の香典をいただいた方には、忌明け後に差額分を追加でお返しするのが一般的です。
いただいた香典の半額程度を返すのが一般的な考え方で、地域によっては3分の1程度とすることもあります。
実務としては、金額帯で3〜4段階に分けて品物を用意するのがいちばん楽です。
金額がまちまちで仕分けが大変という場合は、金額帯ごとに価格が分かれているカタログギフトを使うと、選ぶ手間が一気に減ります。遠方から手配するときは特に現実的です。
「不祝儀を後に残さない」という考え方から、消えもの(使うとなくなるもの)が選ばれてきました。
会社関係で連名の香典をいただいた場合、一人あたりの金額が小さいことが多いので、個別に返すより職場で分けられるお菓子などを一つお渡しするほうが喜ばれることがあります。「香典返し辞退」と明記されていた場合は、その意思を尊重してください。
「誰にいくらいただいたのか整理できない」「忌明けの時期がわからない」——状況をうかがって、手配の順番を一緒に整理します。葬儀後の各種手続きについてもご相談いただけます。
📲 LINEで無料相談する香典返しには、忌明けの報告とお礼を伝える挨拶状を添えます。定型文で構いません。専門店に頼めば用意してくれます。含める内容は次のとおりです。
なお、挨拶状では句読点を使わないのが慣例とされています。「儀式が滞りなく流れるように」という意味づけからきたものです。気にしない方も増えていますが、年配の親族が多い場合は合わせておくと無難です。
芳名帳と香典袋を突き合わせて、氏名・住所・金額をリスト化します。表計算ソフトでも手書きでも構いません。これが済めば、あとは作業です。
3〜4段階に分けると、品物選びが一気に楽になります。
香典返しに対応している店なら、のし(表書きは「志」、関西では「満中陰志」)と挨拶状をまとめて用意してくれます。
忌明け後に届くように指定します。早すぎると失礼にあたります。
葬儀のあとの手続きは、悲しむ時間もないほど次々にやってきます。香典返しは「必ず自分の手で選ばなければならない」ものではありません。任せられるところは任せて大丈夫です。
実家のこと、相続の手続き、片付けまでまとめてご相談いただけます。ご家族の状況にあわせて、信頼できる事業者だけをご紹介します。
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