実家に飾られていた日本人形とアルバムを前に手を合わせているイメージ
供養・処分

人形・写真・遺品のお焚き上げ|捨てにくいものの供養という選択肢

📖 読了目安:約8分 🗓 更新日:2026年8月

実家の片付けで、どうしても手が止まるものがあります。ガラスケースに入った日本人形、押し入れの奥のひな人形、何冊ものアルバム、束になった手紙、神棚のお札、亡くなった方の遺影。

頭では「ゴミとして出せる」とわかっていても、袋に入れる手がどうしても動かない。そんなときの選択肢がお焚き上げ(供養して処分する)です。

お焚き上げとは

お焚き上げは、魂が宿ると考えられてきたものを、供養したうえで焼却・処分する日本の慣習です。神社やお寺で行われるほか、近年は宅配で送って供養してもらえるサービスも増えています。

宗教的な儀式ですが、信仰の有無に関わらず利用できます。実際には「気持ちの区切りをつけるため」に使う方が大半です。

お焚き上げに出されることが多いもの

お焚き上げは「全部を供養する」ものではありません。普通に処分できるものは処分して、どうしても捨てられない数点だけを供養に回す——それで十分です。

依頼先は3つ

  1. 神社・お寺に持ち込む

    地域の神社やお寺で受け付けているところがあります。初詣の時期に「古札納所」が設けられることも多いです。ただし人形やアルバムまで受け付けるかは寺社によるので、事前確認が必要です。

  2. 人形供養祭などの行事に持ち込む

    人形供養で知られる寺社が、年に一度供養祭を行っていることがあります。日程が限られるので、遠方の実家の片付けと日程を合わせるのは難しいことも。

  3. 宅配で送って供養してもらう

    箱に詰めて送ると、まとめて供養してくれるサービスです。遠方に住んでいて何度も帰省できない場合、これがいちばん現実的です。供養証明書を発行してくれるところもあります。

費用は依頼先と量によって変わりますが、宅配のサービスでは箱のサイズ単位で数千円〜という設定が一般的です。神社・お寺への持ち込みは「お気持ち」とされることも多く、金額が決まっていない場合があります。

「これは供養したほうがいいのか、普通に捨てていいのか」——判断に迷うものの写真を送っていただければ、一緒に整理します。片付けと供養をどう組み合わせるかもご相談ください。

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人形は「売れる」場合もある

意外に思われるかもしれませんが、日本人形・市松人形・アンティークドールなどは買取の対象になることがあります。作家物や、状態のよい古いものは、次に大切にする人へ渡る道があります。

供養して手放すか、譲って使ってもらうか。どちらも「捨てる」以外の選択肢です。気持ちの整理としては、後者のほうが納得しやすいという方もいます。

仏壇と位牌は少し扱いが違います。処分の前に魂抜き(閉眼供養)が必要とされることが一般的です。菩提寺がある場合は、まず住職に相談してください。

捨てられないのは、あなたが薄情でないからです。供養という形を借りて、気持ちの側に区切りをつけていきましょう。

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進め方のコツ

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