実家を片付けていると、まず出てくるのがタンスいっぱいの着物です。母や祖母が嫁入りのときに持たされたもの、成人式で着たもの、何十年も一度も袖を通していないもの——桐のタンスを開けると、たとう紙の束が現れます。
「捨てるのは忍びない。でも自分は着ない」。この記事では、その板挟みをどう整理していくかを、順番に見ていきます。
いきなり「売るか捨てるか」を決めようとすると、手が止まります。最初は次の3つに分けるだけで大丈夫です。
娘さんやお孫さんが成人式・卒業式で使えそうな振袖、留袖、訪問着。サイズが合わなくても仕立て直せる場合があります。まずはこれを別にします。
母の手縫い、祖母から受け継いだもの。売る・捨てる対象から外して構いません。全部残すのは難しくても、1〜2枚だけ残すという決め方もあります。
着る予定がなく、特別な思い入れもないもの。ここが買取・譲渡・処分を考える対象になります。
この仕分けは親御さんが元気なうちに一緒にやるのが理想です。「これは誰の?」「いつ着たの?」と聞けるのは、本人がいる間だけだからです。
正直にお伝えすると、着物は「高く売れる」と期待しすぎないほうがいいジャンルです。着る人が減っている以上、需要そのものが限られているからです。そのうえで、評価が分かれるポイントははっきりしています。
値段がつかなかったからといって、着物そのものに価値がないわけではありません。「売れなかった」と「思い出として大切だった」は、別の話として切り分けてください。
買取だけが答えではありません。実際には次のような道もあります。
「値段がつかないものばかりで、結局どうすればいいかわからない」という声はとても多いです。枚数や状態をうかがって、買取・譲渡・供養のどれが現実的か一緒に考えます。
📲 LINEで無料相談する実際に査定に出すと決めたら、次の順番で進めるとスムーズです。
枚数がある程度まとまっていたほうが、出張・宅配のどちらでも扱いやすくなります。帯や和装小物も一緒にまとめておきましょう。
たとう紙の中や、着物と一緒に保管された小さな紙片が証紙であることがあります。捨てずに一緒に出してください。
自己流の手入れでかえって傷むことがあります。シミがあってもそのまま出して構いません。
着物の評価は業者によってかなり差が出ます。急いでいないなら、1社の金額で即決しないほうが納得しやすいです。
何十年も大事に仕舞われてきたものです。急いで決める必要はありません。決めきれないものは、いったん残しておいてもいいんです。
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