実家を解体すると決めた。でも、そこから何をすればいいのか。業者はどう探すのか。近所には何を言えばいいのか。工事が終わったあとに必要な手続きはあるのか——
解体は人生で何度も経験することではないので、わからなくて当然です。この記事では、依頼から更地になり、登記が終わるまでを順番に追いかけます。
更地にすると固定資産税の住宅用地の特例が外れ、税額が上がります。売却の見込み、次の使い道、税金の増加分。この3つを並べて確認しておきましょう。「古家付き土地」として売るほうが得なケースもあります。
解体は業者による金額差がとても大きい工事です。3社程度に現地を見てもらい、内訳を比較します。現地を見ずに電話だけで金額を出す業者は避けてください。
工期、費用、追加費用が出る条件を書面で確認します。近隣へのあいさつは業者が行うのが一般的ですが、施主も一緒に回っておくと、後のトラブルがぐっと減ります。
電気・ガス・水道・電話・インターネット。水道は工事で使うことがあるので、業者に「止めていいか」を確認してから手配します。
家財が残ったままだと、解体費用に「産業廃棄物処分費」として上乗せされ、割高になります。先に片付けておくほうが安いのが原則です。
足場・養生 → 内装解体 → 建物本体の解体 → 基礎の撤去 → 整地。木造の一般的な住宅で、1〜2週間程度が目安です。
建物を壊したら、1か月以内に法務局へ滅失登記を申請します。自分でもできますし、土地家屋調査士に依頼することもできます。
見落とされがちなのが滅失登記です。これを出さないと、建物が存在しない状態で登記だけが残り、固定資産税の課税や、土地の売却手続きに支障が出ることがあります。
解体の見積もりは「坪単価いくら」で語られがちですが、実際の総額は付帯工事で大きく変わります。次の項目が入っているか確認してください。
契約後の「追加費用」でもめるケースが後を絶ちません。とくに地中埋設物(昔の基礎、浄化槽、井戸、古い浴槽など)は掘ってみないとわからないため、「出てきた場合はどう精算するか」を契約前に書面で決めておいてください。
「解体すべきか、そのまま売るべきか」から迷っている段階でも大丈夫です。建物の状態、立地、ご家族の状況をうかがって、判断材料を整理します。
📲 LINEで無料相談する老朽化した空き家の解体に、補助金を出している自治体は多くあります。「老朽危険家屋除却費補助」「空き家解体補助」といった名称です。着工前の申請が条件のことがほとんどなので、業者と契約する前に市区町村の窓口へ確認してください。
一方で、解体後は住宅用地の特例が外れ、土地の固定資産税が上がります。「解体して更地にしたが売れず、税金だけが増えた」という事態を避けるため、売却や活用の見通しとセットで判断することが大切です。
家を壊すという決断は、思っている以上に重いものです。「もったいない」「申し訳ない」と感じるのは自然なこと。焦らず、家族で納得できるまで話してから決めて構いません。
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