実家の机の引き出し、仏壇の小物入れ、金庫の中。整理していると、切手シートの束や記念硬貨のケースが出てくることがあります。
親の世代には、切手や記念貨幣を集める習慣が広くありました。そして本人以外は、その価値をまったく把握していないことがほとんどです。
まず知っておきたいのは、切手も記念硬貨も「そのまま使える」ということです。切手は郵便に使え、記念硬貨は額面どおりの貨幣として使えます。
そのうえで、次のようなものは額面より高く評価されることがあります。
大量の普通切手(記念性のないもの)は、額面の何割かでの買取になるのが一般的です。使う予定があるなら、そのまま郵便に使ったほうが目減りしません。郵便局で手数料を払えば、はがきや別の額面の切手に交換することもできます。
切手は、状態の差がそのまま金額に出るジャンルです。
台紙やアルバムから無理に剥がさないでください。切手を傷めて価値を落とします。貼り付いているものは、アルバムごと査定に出してください。硬貨も同じで、磨いてはいけません。「きれいにしよう」と磨くと、表面に傷がついて評価が下がります。
枚数を正確に数える必要はありません。「アルバム3冊、シート20枚くらい」で十分です。点数がまとまっているほうが、買取業者も動きやすくなります。
記念貨幣のケース、造幣局の証明書、切手帳の表紙。付属品があると評価が上がることがあります。
剥がさない、磨かない、貼り直さない。
量が少なければ宅配買取、他の遺品もまとめて見てほしいなら出張買取が向いています。
切手や記念硬貨も、相続財産に含まれます。金額が大きくなることは多くありませんが、きょうだいがいる場合は、売る前に写真を共有しておくと安心です。あとから「あの切手はどうした」という話にならずに済みます。
集めていたときの本人の楽しみは、値段では測れません。気に入ったものを1枚だけアルバムに残す、という手放し方もあります。
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