空き家になった実家の活用について書類を見ながら相談しているイメージ
空き家・活用

空き家の借上げ・サブリースで活用する|仕組みと、契約前に確かめること

📖 読了目安:約8分 🗓 更新日:2026年8月

実家が空き家になった。売るのはまだ踏ん切りがつかない。でも維持費と固定資産税だけが出ていく——

そんなときの選択肢のひとつが借上げ(サブリース)です。「毎月決まった額が入る」という点は魅力的ですが、仕組みを理解しないまま契約すると後悔します。順番に見ていきます。

普通の賃貸との違い

  1. 普通の賃貸(管理委託)

    所有者が入居者と直接契約し、管理会社に管理を委託する形。入居者がいれば家賃が全額入りますが、空室のあいだは収入がゼロです。

  2. 借上げ・サブリース

    業者が家を一括で借り上げ、業者が入居者に転貸する形。所有者は業者から毎月一定額を受け取ります。空室でも収入が入るのが最大の特徴です。

そのぶん、受け取れる額は相場より低くなります。業者はその差額と、空室リスクを引き受ける対価を得る仕組みだからです。

「家賃保証」=「ずっと同じ額がもらえる」ではありません。多くの契約で、数年ごとに賃料の見直し条項が入っています。ここが後々のトラブルでいちばん多い部分です。

契約前に必ず確認すること

サブリースは過去に大きな社会問題になった分野でもあります。賃貸住宅管理業法により、契約前の重要事項説明が義務づけられています。説明を省こうとする、書面を出さない、「とりあえず契約だけ」と急がせる業者とは契約しないでください。

「サブリースが向いている家かどうか」——立地・築年数・間取りをうかがって、賃貸・売却・解体のどれが現実的か一緒に整理します。

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向いている家・向かない家

向いている

向かない

判断の順番は「まず賃料相場を調べる」です。近隣の同じような戸建てがいくらで貸し出されているかを見て、そこからサブリースの提示額が妥当か判断します。提示額が相場の6〜8割程度なら一般的な水準ですが、それを大きく下回るなら、他の選択肢と比べる価値があります。

賃貸に出すこと自体のリスクも知っておく

「売る決断ができないから貸す」というのは、決して逃げではありません。時間を買うという、れっきとした選択です。ただ、その時間に費用がかかることだけは知っておいてください。

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