実家の庭で伸びすぎた庭木の状態を確認しているイメージ
空き家・庭

実家の庭木の剪定・伐採|隣家に伸びた枝と、大きくなりすぎた木の始末

📖 読了目安:約8分 🗓 更新日:2026年8月

親が元気なころは手入れしていた庭が、いつの間にか鬱蒼としている。枝が隣の家に伸びている。落ち葉の苦情が来た。松の木が屋根に届きそうだ——

庭木は放っておくと必ず大きくなるという点で、実家の困りごとのなかでも独特です。そして大きくなるほど、始末の費用も上がります。

越境した枝は、勝手に切っていいのか

ここは誤解が多いところです。整理すると、こうなります。

実家が空き家で、枝が隣に伸びている場合はこちらが「切る側」です。苦情が来てから動くより、先に手を打つほうが関係を保てます。台風で枝が折れて隣家を傷つけた場合、管理不十分として損害賠償を求められることもあります。

剪定と伐採は別物

  1. 剪定(せんてい)

    枝を整えて樹形と大きさを保つ作業。木は残ります。定期的にやることで、木が手に負えない大きさになるのを防げます。費用は木の高さと本数で決まるのが一般的です。

  2. 伐採(ばっさい)

    木そのものを切り倒す作業。高さ、幹の太さ、重機が入れるか、隣家との距離で費用が大きく変わります。住宅が密集した場所では、上から少しずつ切り下ろす特殊な作業になり、費用が上がります。

  3. 抜根(ばっこん)

    切り株と根を掘り起こす作業。土地を売る、駐車場にする、建物を建てるなら必要になります。「切っただけ」では根が残るので、用途によって判断してください。

  4. 処分

    切った枝や幹の運搬・処分費が別途かかります。見積もりに含まれているかを必ず確認してください。

費用がいちばん膨らむのは「高くなりすぎた木」です。脚立で届く高さと、高所作業車やクレーンが必要な高さでは、作業の性質そのものが変わります。手が届くうちに手を入れておくのが、結局いちばん安上がりです。

チェーンソーでの伐採を自分でやろうとしないでください。倒す方向のコントロールは経験が要り、毎年、家屋の損壊や人身事故が起きています。とくに高齢の親が「自分でやる」と言い出したら、必ず止めてください。

「隣から苦情が来ている」「どこまで切ればいいのかわからない」——庭の写真を送っていただければ、剪定で足りるか伐採が要るか、急ぐ状況かどうかの目安をお伝えします。

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業者に頼むときの確認事項

なお、庭木の手入れは空き家の管理サービスや、実家の片付けと一緒に頼めることがあります。別々に手配するより、まとめたほうが手間も費用も抑えられます。

庭は、親がいちばん手をかけてきた場所であることが多いです。全部を切ってしまうのが忍びなければ、一本だけ残して残りを整理する、という決め方もあります。

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