実家の小さな修繕|雨樋・網戸・建具・水栓を、帰省のたびに直すか任せるか
📖 読了目安:約8分
🗓 更新日:2026年8月
帰省するたび、小さな不具合が増えている。網戸が破れている、雨樋から水があふれている、襖が外れかけている、蛇口からポタポタ落ちている——
一つひとつは大したことがない。でも親は自分で直せないし、こちらは年に数回しか行けない。この「小さすぎて業者を呼びにくい」領域が、実家の傷みを静かに進めます。
放置すると大きくなるもの/ならないもの
優先順位をつけるために、この線引きだけ覚えておいてください。
早めに手を打つべき(放置すると高くつく)
- 雨樋のつまり・破損:水が外壁を伝い、内部に浸入します
- コーキングの切れ:サッシまわりの防水が切れている状態
- 屋根の棟板金の浮き:強風で飛ぶ前に固定を
- 蛇口・トイレの水漏れ:床材が腐り、階下や土台に及びます
- 木部の腐り、シロアリの兆候:構造に関わります
- ブロック塀のひび・傾き:倒壊すると人身事故になります
急がなくてよい(生活の不便レベル)
- 網戸の破れ、張り替え
- 襖・障子の破れ
- 戸車の不調(引き戸が重い)
- 照明器具の交換
- コンセントカバーの割れ
ただし、高齢の親にとっては「不便」が「危険」に直結します。引き戸が重くて体をひねる、暗い廊下でつまずく、網戸が破れて虫が入るから窓を閉め切って熱中症——生活の不便レベルも、放置しすぎないでください。
自分でやれる範囲
帰省のときに手を動かすなら、この程度までが安全です。
- 網戸の張り替え(ホームセンターで材料が揃います)
- 蛇口のパッキン交換(止水栓を閉めてから)
- 戸車の交換、建具の調整
- 電池式火災警報器の交換(設置から10年が交換の目安)
- 手すりの増し締め、家具の転倒防止
- 照明のLED化(脚立作業は必ず二人で)
屋根と2階の外壁には絶対に上らないでください。住宅からの転落事故は毎年起きています。雨樋の掃除も、2階部分は業者に任せてください。「自分でやれば安上がり」は、怪我をした瞬間に成立しなくなります。
「これは自分で直せる範囲か、業者を呼ぶべきか」——写真を送っていただければ、緊急度と頼み先の目安をお伝えします。
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少額の修繕を頼める先
問題は、「網戸1枚」「雨樋の一部」では大手のリフォーム会社が動きにくいことです。そういうときの選択肢はこのあたりになります。
- 戸建の軽メンテナンスを専門にする会社:小口の作業をまとめて受けてくれます
- 地域の工務店:付き合いがあれば小回りが利きます
- 便利屋・家事代行:作業内容によっては対応可
- 専門業者(水道・ガラス・屋根など):不具合の種類が決まっているとき
- 不用品回収と同時に頼む:片付けのついでに簡易な作業を受けてくれることも
遠方から手配するときは、作業をまとめて一度で来てもらうのがコツです。「網戸2枚と雨樋と蛇口」のようにリストにして、写真を添えて見積もりを取ると話が早くなります。