床を歩くと、以前より沈む気がする。春先に、家のまわりで羽アリを見かけた。和室の畳の下から、なんとなく湿った匂いがする——
シロアリの被害は見えないところで進み、気づいたときには構造材が食われているのが厄介なところです。とくに雨漏りのある家、風通しの悪い床下、長く空き家だった家は注意が必要です。
家の中から確認できる範囲では、次のようなものが手がかりになります。
羽アリを1匹見ただけで慌てる必要はありません。ただし家の中で複数見た、毎年同じ場所で見る、という場合は巣が近い可能性があります。写真を撮っておくと相談がスムーズです。
シロアリは湿った木材を好みます。そのため、雨漏りを放置している家では、雨漏り修理とシロアリ駆除が同時に必要になることがよくあります。
「雨漏りを直したから安心」ではなく、濡れていた期間が長いなら床下も見てもらう、という順番で考えてください。空き家も同様で、換気されないまま湿気がこもると被害が進みます。
台所や洗面所の床、押し入れの床にあることが多いです。点検口の前に物が置かれていると作業できないので、帰省のときに開けられる状態にしておくとスムーズです。
点検自体は無料という会社が多いですが、その場で契約を迫られるケースもあります。「今日は契約しない」と最初に伝えておくと、話が落ち着きます。
床下は自分では確認できません。被害箇所の写真、蟻道の場所、被害の範囲を写真つきで説明してもらってください。
「全面的な工事が必要」と言う会社と、「部分的な処理で足りる」と言う会社が分かれることがあります。
シロアリは、不安を煽る訪問営業が非常に多い分野です。「近所で被害が出ている」「このままだと家が倒れる」「今日契約すれば割引」——これらは判断を急がせるための言葉です。高齢の親が一人でいるときに訪問されたら、その場で決めず、必ず子ども世代に電話してもらってください。訪問販売の契約にはクーリング・オフ(原則8日間)が使えます。不安なときは消費生活センター(局番なし188)へ。
「羽アリを見たけれど、業者を呼ぶべきか判断できない」——写真を送っていただければ、急ぐ状況かどうかの目安をお伝えします。見積もりの妥当性のご相談も承ります。
📲 LINEで無料相談する処理の方法は大きく2つに分かれます。
費用は床下の面積(施工する坪数)で決まるのが基本です。見積もりを取るときは、「坪単価はいくらか」「何坪の施工か」「保証は何年か」を確認してください。被害があって木材の交換が必要な場合は、大工工事が別途かかります。
近いうちに売る、解体すると決まっているなら、高額な駆除工事をかける意味は小さくなります。売却の場合は、被害の有無を買主に正直に伝えることのほうが大切です。隠して売ると、あとから契約不適合責任を問われるおそれがあります。
見えない場所の傷みは、想像すると不安が大きくなります。まずは「今どうなっているか」を写真で確かめるところからで十分です。
実家の修繕・空き家の管理・売却の判断までまとめてご相談いただけます。ご家族の状況にあわせて、信頼できる事業者だけをご紹介します。
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